ウユニ塩湖にある塩で作られた宿。ウユニの町からここまで30分ほど。宿の周りは一面の塩。

塩の宿の食卓。机、椅子、壁、すべて塩のブロック。ここには電気、ガス、水道がない。
夕食は紅茶とビスケット。朝食も紅茶とビスケット。世話人は一人いただけ。

切り出した塩のブロックが散乱している。
ちなみにこの宿にはトイレはあるが、穴を壁で囲った造り。真っ暗で悪臭がひどいため、宿の外で用を足す人が尽きない。ホテルの周りは一面の塩で美しいが、よく見ると所々に前泊者の排泄物が散乱していた。塩漬けになっていた。

塩の宿の宿泊ルーム。ポトシからのバスで知り合ったドイツ人と相部屋となった。塩のブロックでできたベット、動物の毛皮でできた毛布で寝る。寒さを感じることはなかった。

ウユニ塩湖の真中に位置する不思議な島、Isla de Pescadores。サボテンが生えている。

塩湖の大きさは120km×100km。とてつもなく広い。

ツアーはここで休憩＆食事となる。ドライバーに付き添っているおばさんが、サンドイッチを作ってくれた。
この車になんと大人が７人乗るわけである。助手席と運転席の間にもう一人座ることとなった。少し無理がある。
車の上にはこれから3日間の９人分の食料品と、ガソリン、燃料等々。自分のバックパックも乗せられたが、落とされないか常に心配。
車内の公用語はスペイン語であり、苦しいものがあった。何時に食事なのか、何時に出発なのか、どの町に泊るのか・・・、うざい観光ガイドは要らないが、必要最低限の情報は理解したい。

サボテンって結構デカイ。

ウユニ塩湖の真中に位置する島、Isla de Pescadoresに住むリャマ。人懐っこい。耳のリボンは飼い主を示すものらしい。

見上げて撮る。

この写真ではよく判らないが、この一面の塩は、蜂の巣のような六角形を形作っている。不思議だ。

ウユニ塩湖から南へ４時間ほど走ったSan Juanという町で宿泊。ここが宿泊施設。

７つ並んだ雑魚寝ベット。
疲れなのか、到着した瞬間に鼻血が出た。奥に居るのは同じツアーに参加したフィリピン人。彼は途中で我々と離れてチリに向かった。

San Juan近郊で出会ったリャマ達。家畜。

ひたすらこの景色が続く。道路も標識も何もないのになぜ迷わないのか不思議だ。

アンデス山脈の湖はフラミンゴの生息地。他にはケニアのナクル湖が有名。

孤独なフラミンゴ。音のない世界が続く。

オンダ湖（Laguna Honda）。緑色の湖。

給油中。車上のタンクからガソリンを注入。ここは標高5000ｍ超。
ガソリンを入れ終わると、待ちに待ったランチタイム。サンドイッチが振舞われた。

荒野の中に突然現れた奇岩。アンブレラ・ロックと言うらしい。
アンデス山脈の上をひたすら走る旅。見るものといえば、砂漠と山並み程度。そんな中、久しぶりの“観光スポット”。それにしても、道中、われわれ以外、誰もいない。

赤い湖、コロラダ湖（Laguna Colorada）、標高4278m。水が赤いのは鉄分が多く含まれているのため。この辺りは湖が多いが、どの湖もそれぞれ特徴がある。

コロラダ湖畔のリャマ。どこに行っても会える。

人が近寄ると、こちらを振り向く。

温泉が沸いている。ただし、ぬる過ぎて入れない。

地の果て、ここがこのツアー終点。ベルデ湖（Laguna Verde）は石灰を多く含み水がエメラルド色になっている。標高5000ｍ超。
後ろはリカンカブール火山。（Volcan Licancabur）。標高5960m。チリ国境はすぐそこ。

旅の仲間。左からフィリピン人、自分、ボリビア人ドライバー、スペイン人夫婦、ドイツ人、ボリビア人料理人。
夜は極度に寒くガスボンベでは、暖まらない。さらに標高が高いため水が低温で沸騰してしまい、熱い料理は食べられない。

最後の宿。ウユニからアンデス巡りのどの旅も、ここに泊ることになる。なぜなら、半径数10km以内建物は唯一だから。多分。

宿の目の前の景色。湖上にはフラミンゴの群れ。

寝室の入り口。いままで経験した宿の中で、ここが最悪だ。

二段ベットが3台設置されていた。
この夜、枕元の１リットルのペットボトルが芯まで凍る寒さであった。ベットには枕と毛布一枚のみであり、寝袋は必須。